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デカフェコーヒーは体に悪い?必要?不味くない?選び方は?妊娠中は大丈夫?

デカフェは体に悪いのか。カフェインの除去方法に答えがあります。

デカフェコーヒーは化学薬品が使われていない?
健康を気にされる方から、このような質問を頂く事があります。

カフェインの問題が認知されはじめ、デカフェコーヒー(カフェインレスコーヒー)も以前より広く知られるようになりました。

妊娠中や授乳期にコーヒーが飲めなくて困ったママにとって、デカフェコーヒーを目にする機会が増えたのは、提供する我々から見ても喜ばしい事です。

一方、正しい情報が伝わらない事で不安を与える事にもなっているかも。
安心してカフェインを摂っていないつもりでも、実は思った以上にカフェインを摂っていた。
そんな危惧もございます。

そこで今回は、今まで当社で周知してきたデカフェコーヒーに関わる内容を整理して、わかりやすくお伝えしていきたいと思います。

皆さんの不安が解消され、美味しいデカフェコーヒーを安心して楽しんでいただきたいと思っています。

デカフェコーヒーとは

まず最初に、デカフェコーヒーとはそもそも何なのか、についてお伝えします。

デカフェコーヒーとは、生のコーヒー豆の状態でカフェインを除去したものです。
なので、間違いなくコーヒーです。

カフェインレスコーヒーとの違いは?

デカフェとカフェインレスコーヒーは基本的に同じです。
言い方の違いだけだと思って下さい。

ちなみに、デカフェもカフェインレスも、元々カフェインが含まれているものからカフェインを除去したものですから、カフェインゼロにはならないです。

ノンカフェインとの違いは?

ノンカフェインは、最初からカフェインが入っていないものを指します。
ノンカフェインのコーヒーも、ごくまれには存在します(遺伝子操作や品種改良でカフェインを含まない種として育ったコーヒーの木からとれた豆のこと)。
しかし、あまりにも数が少ないため商用にはならないです。

そこで、「コーヒーモドキ」と私は呼んでいますが、コーヒー豆ではない何か別のものを使い、「〇〇コーヒー」と名乗っているものがあったりします。
見た目も味も全然コーヒーと異なりますが、そうとは知らずに飲んでデカフェは不味い、という印象を持たれた方も中にはいらっしゃるかと思います。

デカフェコーヒーの作り方と安全性

さて、デカフェコーヒーはどうやって作られるのでしょうか?
安全性は?
気になるところですね。

デカフェコーヒーは自宅で作れるのか?

デカフェコーヒーは、生のコーヒー豆の状態でカフェインを除去する方法です。
カフェインをどうやって除去するか、というのはこの後書くように専門的な方法を使ってになりますから、残念ながらご自宅でコーヒー豆からカフェインを除去したデカフェコーヒー豆を作る事は出来ません。

ここでカフェインを除去する、という工程について不安を持たれている方もいらっしゃると思います。
何かしらの化学薬品を使ったり、からだによくない何かをしているのでは?
そのように不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。

そこで、日本で扱われているデカフェコーヒーについて簡単にご説明したいと思います。

超臨界二酸化炭素抽出法を用いたデカフェコーヒー

名前だけみると、ややこしくて不安になりそうなネーミングですが、現実にはとても安心安全な方法です。
二酸化炭素を使ってカフェインを取り除く方法です。
高圧の二酸化炭素の中にコーヒー豆を入れることで、コーヒー豆中のカフェインだけが外に放出される、そんな方法です。
二酸化炭素は、私たちの呼吸によって生まれるものですから、それ自体は有害でもなんでもありません。
だから安心してお召し上がりいただけます。
なお、カフェイン以外は除去しないので味はとても良いですが、設備が大掛かりになるのでお値段は高めです。

ウォータープロセス法を用いたデカフェコーヒー

水を使ってカフェインを取り除く方法です。
生のコーヒー豆を水に浸しコーヒー成分を抽出し、抽出液をフィルターに通してカフェインを除去し、ろ過した抽出液を元のコーヒー豆の中に閉じ込める、という方法です。
ここで使われるフィルターは、化学薬品ではありませんから安心していただきたいです。
比較的歴史があり、最もよく使われている方法で、安全性も担保されています。
お値段はどれだけ丁寧に処理したか、で変わります。
一度コーヒー成分を抜いてから戻すという事をするのですが、しっかり味を戻せば手間がかかり高くなりますが美味しい。
戻す手間が適当であれば安かろう不味かろう、となります。

~~~~~~~~~~~~~~~~

これら2種類のカフェイン抽出方法につきましては

妊娠中や授乳期にオススメ!安全で美味しいデカフェコーヒーのご紹介

こちらにも記載しておりますので、併せてごらんください。

カフェイン量 – 妊娠中の方が一日に摂って良い量は?

妊娠初期の方に特に多いと思いますが、妊娠した事に気付かず、カフェインが含まれるコーヒーを飲み続けていた場合です。
この場合、コーヒーを妊娠中に飲んでしまったけれども大丈夫だろうか、という不安になると思います。

妊婦さんがデカフェコーヒーをとって大丈夫なの?

結論から言うと、大丈夫です。
デカフェどころか、コーヒーに含まれるカフェインを摂っても量さえ守れば安心とされています。

妊婦さんは1日何杯までコーヒーを飲めるの?デカフェは大丈夫?

カフェイン摂取量についてはこちらに詳しく書いていますが、簡単に書くとこうです。

カフェイン摂取量について厚生労働省の情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

カフェイン摂取可能な量について各国基準は異なりますが、おおむね1日あたり

・妊婦さんで、200mg~300mg
・健康な成人で、400mg程度

このようにカフェイン摂取量の上限を定めているようです。

コーヒーの量に換算すると、1日1~2杯分であれば問題ない量とされています。
しかしながら、それより多く飲まれていた方もいらっしゃると思います。
その場合は、迷わずお医者さんに相談されてください。

デカフェコーヒーの品質を決めるのはカフェイン除去率

妊娠中であっても1日2杯程度であれば、普通にコーヒーを楽しんで大丈夫です。
とはいえ、新しい命を授かって大事に育んでいこう、だから少しでも不安になる要素は排除しておこう、とお考えの妊娠中の方たちやママさんたちは多いと思います。

だからこそ、カフェイン量を気にしなくてよいデカフェコーヒーです。
カフェインを除去していますから、安心ですね。

でもちょっと待ってください。
カフェインがどれだけ除去されているか、というところも良い機会なのでみてみませんか?

カフェインの除去率は実は商品によってまちまち。
だからヨーロッパではカフェイン含有率0.2%以下(除去率99.8%以上)じゃないとデカフェと呼んではいけない、という決まりがありますが、日本には明確な決まりがないのです。
せいぜい、コーヒー販売業者間での決め事として「カフェインを90%以上除去したコーヒーをカフェインレスコーヒー」と呼ぼうという決まりがあるだけなのです。

ですから、カフェインの除去率を明示していないデカフェコーヒーは要注意。
良くて、95%~97%の除去率です。
ヨーロッパ基準には遠く及びません。

一方、カフェイン除去率を明示してくれている商品も、もちろんあります。
99%以上、99.9%以上、というようなものです。
こういった商品は信用してよいと思います。

デカフェコーヒーの品質は値段で判断できます

カフェイン除去率の違いは、コーヒー豆の値段に反映されます。
当然ですよね、しっかりと除去するためにはそれなりの手間ひまがかかりますから。

それに、デカフェコーヒーというのは、普通のコーヒーよりはどうしても割高になります。
普通のコーヒー豆に対しデカフェ処理をしていますから。

もしデカフェコーヒーのお値段が、普通のコーヒーと同じかそれ以下の値段だったとしたら、味は期待しないほうがよいです。
元のコーヒー豆を安くする=美味しくないコーヒー豆を使っている、という事ですから。

だから、安いデカフェコーヒーを買った人の感想は「おいしくない」なのです。

一方、デカフェ処理されて、かつ除去率も高いものは、値段も高くなります。
通常のコーヒー豆に比べて、2~3倍くらい高くなる場合もあります。

値段をとって味と健康(デカフェ)をあきらめるか、味と健康(デカフェ)を取って値段をあきらめるか。
どうしてもトレードオフの関係になりますから、しっかり吟味して選んでいただけたらと思います。

デカフェコーヒーは薄くておいしくない?美味しいデカフェコーヒーは無いのか?

上でも書きましたように、安いデカフェコーヒー豆は元々のコーヒー豆の品質が良くありませんから、基本的に美味しくありません。

また、スイスウォーター法を使ったデカフェコーヒー豆は、一度水でコーヒー成分を抜いた後、カフェイン以外の成分をコーヒー豆に戻すという手間がありますが、この処理を怠ってしまうととってもまずいコーヒーになってしまいます。
でもこの手間を怠るから安くすることもできるわけです。
だから、安いデカフェコーヒーは美味しくないのです。

一方、高いデカフェコーヒー豆は、スイスウォーター法でもきちんとコーヒー成分を元に戻していますし、二酸化炭素を使った方法は処理コストが高い分コーヒー成分は残ったままだから美味しくなります。そもそもが良いコーヒー豆を使ってデカフェ処理をしていますから元々の味もしっかりしています。
ですから、カフェイン以外の味は大きく変わらない、と思って大丈夫です。

カフェインにも味はある

カフェイン以外の味は大きく変わりませんが、ではカフェインそのもののは味に影響を及ぼさないのでしょうか?
実はカフェインそのものにも味はあります。
カフェインの味は苦みなのです。
ですから、普通のコーヒー豆に比べて物足りなさをどうしても感じてしまいます。

逆に、苦味が苦手な方からするとデカフェコーヒーは良い選択肢です。

苦味が少ないコーヒーの選び方、甘くておいしいコーヒーの作り方をご紹介します

焙煎がデカフェコーヒーの味を左右させる

そこで工夫するのは焙煎です。
そもそも、デカフェ処理をしたコーヒー豆というものは、普通のコーヒー豆に比べ焙煎した時に膨らみにくいという特徴があります。
デカフェコーヒー豆の特性を知り、美味しくふっくら仕上がる焙煎手法が重要になるのです。
こういう取り組みは、各メーカーさんによって違うのと、数字などで説明できるものではありませんから、実際に味わってご確認いただけたらと思います。

デカフェコーヒー選びのまとめ

ここまでの内容から、デカフェコーヒーの選び方を次のようにまとめてみました。
1.カフェイン除去率が記載されているものを選ぶ
2.カフェイン除去率は99.9%であればベスト
3.カフェイン除去方法を確認する
 「超臨界二酸化炭素抽出法」であれば味がしっかりしているが高い。
 「スイスウォーター法などのウォータープロセス法」であれば、値段に比例し味は良くなる。
4.味とカフェイン除去率トータルでみると、値段で判断するのが確実
5.あとはメーカーさんの焙煎次第

妊娠中、授乳中、妊娠糖尿病対策として作られたデカフェ&フレーバーコーヒーのご紹介

ここからは、数あるデカフェコーヒーの中でも、特に妊娠中、授乳中、妊娠糖尿病対策を考えて生み出されたデカフェ&フレーバーコーヒー「極・馨 – Gokkoh – (ごっこう)」の特徴をお伝えしていきます。

カフェイン除去率を第三者認証で提示

デカフェコーヒー選びでポイントとなる、カフェイン除去率と除去方法について、他ではなかなか行っていない「第三者認証」を行っています。
安心安全を提供するために、必要なプロセスだと思っているからこそ、コーヒー豆を仕入れる都度検査を行っております。

安心安全へのこだわりページに証明書を載せておりますので、ご覧ください。
もちろん、ヨーロッパ基準であるカフェイン残有率0.2%を大きくクリアしたデカフェ豆のみを採用しています。

妊娠糖尿病対策としてのフレーバーコーヒー

妊娠糖尿病は意外と多くの人が罹ります。
特に晩婚化が進んでからは罹患率は上がっているそうで、10人に1人は妊娠糖尿病になる、という話もあるそうです。
ですから、甘いものを控える、という事に対しても、我慢をする以外の別の方法を考えました。
それが、甘い香りで甘さを感じる、フレーバーコーヒーでした。
そのために極・馨 – Gokkoh – (ごっこう)で用意したフレーバーは「ココア」「アーモンド」「ヘーゼルナッツ」「ブルーベリー」なのです。

香り素材をミックスして香料控えめ

フレーバーは重要なのですが、フレーバーだけを入れても今度は美味しくありません。
味はコーヒーそのものですから。

極・馨 – Gokkoh – (ごっこう)では、香り素材となる原料もミックスしています。
ココアパウダー、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ブルーベリーパウダー、黒豆です。
なので、フレーバーはあくまで添えるだけ、主役はデカフェコーヒー豆と、フレーバー素材たちなのです。
これで十分香りを得られるのはもちろん、味にも反映されて、より複雑で美味しく豊かな味わいを実現できるようになりました。

フレーバーコーヒーで、かつ香り素材も入っている、というと、混ぜればよいのでは?
という意見も出てきそうですが。
実際には単純に混ぜてもコーヒー豆をうまくなじまずコーヒーとフレーバー素材がバラバラに感じられ違和感しかないコーヒーになってしまいます。
そういう事が無いようにバランスを調整し、かつ焙煎具合も考えて焙煎士が丁寧に仕上げているのが、極・馨 – Gokkoh – (ごっこう)の特徴でもあります。

ただのデカフェコーヒーではない、ただのフレーバーコーヒーでもない。
デカフェで、フレーバー、かつ素材をミックスした、他にはないデカフェ&フレーバーコーヒー「極・馨 – Gokkoh – (ごっこう)」をぜひお試しください。

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