フレーバー&デカフェコーヒー 極・馨 - Gokkoh - ホーム>>ブログ>>コーヒーは「蒸らし」が命!コーヒーの味が薄い、もの足りないと思われたら蒸らしを見直しましょう!
ドリップコーヒーを楽しまれている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、自分で淹れるとなぜか味が薄い、もの足りない、そんな気がしている。
レギュラーコーヒーだったらコーヒー粉の量を増やせば調整はできますが、ドリップバッグだとそういうわけにもいかない。
こんなものかな・・と思われて飲まれている方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
でもちょっと待ってください?!
もしかしたら、その原因って「蒸らし」かもしれませんよ?
今回は、レギュラーコーヒーやドリップバッグの淹れ方のうち、「蒸らし」についてお話をしていきたいと思います。
目次
「蒸らし」とは、ズバリこうです。
↓↓
「ドリッパーにセットしたコーヒー粉に、少量のお湯を注いで20~30秒待つ」事です。
もし、この蒸らしをせずに、いきなり飲む分だけお湯を注いでいるのであれば、何はともあれ、蒸らしを行いましょう。
とっても大事な行程なのです。
実際に試してみて、少しでも違いを感じてご納得が行きましたら、ぜひ続きの内容もご覧ください。
あらためて、本題に入ります。
ドリップコーヒーを淹れるときの「蒸らし」って、そもそも何でしょう?
それは、コーヒーにお湯を注いで抽出する前に、コーヒー粉をお湯で湿らせる事です。
お湯で湿らせることで、コーヒー粉の中にあるコーヒー成分がお湯で浸された状態になり、コーヒー成分が外に出やすくなるのです。
コーヒー粉はサラサラして乾燥して、砂粒のようにある程度の大きさがあります。
このコーヒー粉をお湯で浸透させるためには、ある程度の時間が必要なのです。
これが蒸らしにかける時間です。
この蒸らしを怠ると、コーヒー粉にお湯が浸透していない状態で抽出する事になりますから、
コーヒー粉の奥にあるコーヒー成分を抽出できなくなります。
味が薄くなる、ものたりない、という理由につながるのです。
もう1つの理由は、炭酸ガスです。
コーヒー粉には炭酸ガスが含まれています。
コーヒー豆を焙煎したときに、中で炭酸ガスが発生するからです。
炭酸ガスは気体ですから、水分で浸透するときに邪魔になるのですが、時間をかければ炭酸ガスが外に移動してコーヒー粉から逃げていきます。
炭酸ガスが逃げて行けば、水分が十分浸透しますから、コーヒー成分も十分に取り出せます。
蒸らしを行いましょう、というのはこういう事なのです。
蒸らす時間によって、コーヒーの味にも変化がでてきます。
コーヒーの味には、「酸味」「苦味」「甘味」といった味わいの元が含まれています。
これら味は、それぞれ抽出されやすい、されにくい、という特徴があります。
抽出されやすいのは、「甘さ」「酸味」というスッキリ感や甘さなど美味しさを感じる成分です。
つまり、蒸らしを短めにすると、甘さや酸味といった味わいになりやすいということです。
一方、抽出に時間がかかると強くなるのは、「苦み」「渋味」です。
「酸味」「苦味」「甘味」がバランスよく抽出される、といわれている蒸らし時間は、20秒から30秒と言われています。
「甘さ」「酸味」などサッパリした味わいにしたいのであれば、蒸らし時間を少し短くした15秒程度にしてみるとよいでしょう。
逆に「苦味」「渋味」、後味が残るような味を求められるのであれば、蒸らし時間を40秒程度にしてみるとよいでしょう。
ただし、それ以上蒸らすと、渋味が際立ってくるのでやりすぎは避けた方がよいと思います。
もちろん好みはありますから、バランスを変えて好みの味を見つけ出してください。
蒸らすときにの理想は
・お湯が流れ落ちていない
・コーヒー粉全て蒸らされている
という状態で、これを時間内に行う、という事です。
もちろん実際には難しいですから完璧は求めないで。
これを一つのゲームだと思って楽しみながら蒸らしをしていただけたら、と思います。
1.コーヒー粉を必要な分だけドリッパーに入れて、水平にならします。
2.「の」の字を描くようにコーヒー粉全体にまんべんなくお湯がかかるようにします。
注意したいのは、端のペーパーフィルターに直接お湯をかけないようにする、という事です。
ペーパーフィルターにお湯がかかると、そこをお湯の通り道として下に流れ落ちてしまうので、先に抽出されていないコーヒー液が流れて行ってしまうのです。味が薄くなる原因になります。
3.ドリッパーの底から、2,3滴コーヒーが落ちる程度まで上からお湯を注ぎます。
底の方にあるコーヒー粉までお湯を浸透させたいので、底から数滴したたり落ちるところを目安にします。
1.ドリップバッグをセットしたら、中のコーヒー粉が水平になるように、トントンしながらならします。
2.「の」の字を描くようにコーヒー粉全体にまんべんなくお湯がかかるようにします。
ペーパーフィルターのときとここは同じです。
3.ドリップバッグの側面を見ながら、底まで全体にお湯が浸透したか確認します
ドリッパーの底からコーヒーが落ちたかる確認してもよいのですが、カップが邪魔で見づらい場合もございますので、見える範囲でお湯の浸透具合を確認していきましょう。
いかがでしたでしょうか?
コーヒーに蒸らしの時間を入れるだけで味が大きく変わりますから、
実際にためしていただいて、ぜひその効果を実感していただきたいです。
とはいえ、なかにはお湯の注ぎ方が意外と難しい、と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
特にケトルなどの注ぎ口が大きいものを使うと、一気にドバっと大量にお湯が出てしまいがちです。
そこでオススメしたいのは、以下の写真にあるようなケトルです。
注ぎ口が細く長いものです。
注ぎ口が細いと、湯量を細かく調整できます。ドバっと大量にお湯が注がれることもありませんから、蒸らしの調整がしやすくなります。
また、注ぎ口が長いと、コーヒー粉の近くまで注ぎ口を持って行くことが出来ますから、お湯が跳ねたり、お湯の勢いでコーヒー粉を陥没させてしまうという事を防ぐことが出来ます。
コーヒー粉が陥没すると、そこから抽出が足りないままお湯が流れてしまうので、味が薄くなる原因にもなるのです。
このようなアイテム使えば、コーヒーを簡単に淹れられるようになりますから、心にゆとりが生まれます。
普段使わない時はインテリアとしても活用できますから、それだけで嬉しくなりますよね。
お湯がうまく注げるようになり、今より美味しいコーヒーが楽しめるようになると楽しいですよね。
コーヒーの魅力って、飲むときだけじゃなく、淹れているときも楽しめることだと思っています。
その一つが、コーヒーの香りでした。
その香りを一番実感したのは、フレーバーコーヒーを淹れた時でした。
当社がデカフェ&フレーバーコーヒー 極・馨 -Gokkoh- (ごっこう)を最初に試したときに感じたのは、正にコーヒーをドリップしている瞬間でした。
フレーバーコーヒーは、飲んでいるときはもちろんですが、コーヒーを淹れているときの香りが実は最高なのです。
例えばブルーベリーフレーバー。
ブルーベリーの酸味とフルーティーな香りが、コーヒーの香ばしさと相まって、それだけでとても幸せな気分に浸れます。
ヘーゼルナッツはナッツ特有の甘さと香ばしさがありますね。
この香りを最大限に楽しむ事ができるのは、コーヒーを淹れている瞬間だけです。
これはコーヒーを淹れている人だけが体験できる特権だと私は思っています。
ぜひそんなコーヒーを、最高の蒸らしと淹れ方で楽しんでみてください。
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